ギリシャ哲学者列伝(上)
- 作者: ディオゲネス・ラエルティオス,加来彰俊
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1984/10/16
- メディア: 文庫
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紹介されている哲学者のほとんどは名前も聞いたことがない。そのような人物が現れてはすぐ消えて、別の人物が登場する。一人の列伝の中にも父や母などほかの人物が登場する。この見知らぬ固有名詞の洪水には不快を覚えて本を投げたくなる。ホメロスの叙事詩やダンテ『神曲』あたりにも同じようなことを感じる。昔の本はそうなのだろうか。
哲学は自然学、倫理学、論理学の三つに分けられるらしい。もとは自然学ばかりだったところに倫理学を持ち込んだのがソクラテス。論理学はアリストテレスかな。自然学って「万物は水だ」とかですが。
しかしディオゲネス・ラエルティオスって格好いい名前だ。