エロゲの話とかどうでもいいから東儀白ちゃんのかわいさについて考えよう。白ちゃんはマジ革命。あるいは能美クドリャフカについて。クドリャフカというキャラはそれまでのKeyの世界とは異質である。まず外見が明らかにアンチいたるだ。そして中身はアンチ麻枝である。(頭がいいヒロインなんて麻枝に喧嘩を売ってるとしか思えない!)彼女はわふー!><に象徴されるが、このような大胆な漫符の使用は『美少女ゲームの臨界点』で指摘されたような顔を構成するパーツの微調整によって細かな感情の揺れを表す手法と決定的になじまない。僕らは観鈴がわふー!><するところを想像すらできない。つまりリアリティの出し方が違うのだ。『Air』とかではそれは顔に集中することになる。比較して『リトバス』では全体でリアリティを作り出す、極めて大雑把に要約するとそうなる。『リトバス』ではいたる絵でも麻枝シナリオでもないキャラとしてほかに西之園…ではなくて西園さんがいるが彼女はシナリオがKeyコピーなので平和なのだった。やはり外見・中身・シナリオと一貫してアンチKeyであるクドにこそ可能性が求められるのではないか。

追記:11/7/2010
あー、東儀白ちゃんのかわいさとか。彼女は細すぎ! http://august-soft.com/fa/character02.html いわゆる内蔵入ってない系女子ですね。で髪型が、えーと、ツインテールでいいのか? つまり体から離れた髪のところに重心がある。オーガストのロリキャラは(結先生とか)ロリじゃないキャラとバランスの取り方が違うわけですが、白ちゃんは別モデルを確立しているよねー、という話。
あとなんか付け加えると、ヒロインの顔はそれなりに多様であるべきなのでいろんな角度が描かれるけど美少女絵の平面性と衝突する。顔の輪郭線に表れるその矛盾を隠蔽するのが顔の横にある髪だ。でも『はにはに』の美琴はなんかそこらへんが作用してなくて不安になるなあ。