せな☆せな

たとえば昔、何かの選択をした。そんなつもりがなくたって、確かにしていた。それは引き受けなければならない。それが生きるってこと、他者と関係することだ。しかし、普段はそれを忘れている。そんなあるとき、出会ってしまった。昔の自分か、はたまた別の可能世界の自分かわからないが、捨ててしまったものを見て、悲しくなった。別のやり方はあったはずだ。自分の選択が間違っていたとは思わない。もう一度繰り返しても同じことをするだろう。でも、ありえたはずの可能性に思いを馳せ、自分の一人を追悼した。
つまり、『せな☆せな』のことだ。

せな★せな (1) (ガムコミックスプラス)

せな★せな (1) (ガムコミックスプラス)

この気持ちをわかってもらえるだろうか?企画名、関わっている面子、話、キャラ、全てがもの悲しい。ペーパーやポストカードさえも。