金銭の用途から推理されるそれこれ

リトルバスターズ!エクスタシー買ってきた。
世界の秘密を知っていると選択すると最初から追加キャラの攻略が可能に!とりあえずは沙耶からかな。

ゼロ年代の想像力

ゼロ年代の想像力

これも買った。なんかこの買い物が自分が想像するある種の人物像と一致しているようで心地よい。想定することはいいことだ。そして自分が分かれば精神が安定する。
とりあえず、パラ見した感想としては、政治・社会・文化をこんなに簡単に結びつけて語っていいのだろうか?それらはそれぞれある程度の自立性を持っていて単純に並行していると考えてはいけないような気がするけど。東浩紀は『動物化する世界の中で』で言論が世界と無関係になっているという危機感を表明していて、そもそも柄谷行人とか「内向の世代」あたりからそういう問題意識はあったわけで最近あるところではそういうのが忘れ去られてあまりにも素朴に語っているような気がするよ。
あと、この本を一言で要約するとたぶん「セカイ系から決断主義へ」ということになる(これは柄谷の転回、「形式化の諸問題」から『探求Ⅰ』への変化、否定神学から言語ゲームへ、というんのををなぞっているという気もする)と思うけどその社会的、思想的変化の理論的根拠が薄弱では?これって最近の日本のことしか書いていない。この本の売りのひとつとして幅広さがあると思うけど現代日本ポップカルチャーだけで本当に広いといえるのか?というのがある。つまりアカデミズムを使えということなんだけど。
いろいろ文句を書いたけど価値がある本なのでみんな論壇を下部構造的に支えるためにも買えばいいんじゃないかな。